
いざ自分のお店を出したはいいもののカットの料金設定はいくらにするのがいいのか悩んだりするポイントですよね。
前のお店では、カット料金¥6,000だったけど出したいエリアの相場は、¥5,000くらいなど周りのお店と比較してしまうこともあります。
今回は、私の実体験も含めながらカット料金の設定の仕方に関してまとめてみましたのでぜひ最後までご覧ください。
カットの料金=お店のランクがわかる

総務省から発表された2022年の全国カット料金の平均値は約¥3,600とのことです。
出典元:総務省統計局 小売物価統計調査(2022年12月)
ということは、この金額から考えるところ
低価格サロン ¥2,500以下
中価格サロン ¥2,600〜¥5,000
高級サロン ¥5,000〜
と言えるのではないでしょうか?(地域によっても変わってくると思いますが)
ちなみに東京都は¥4,105で全国で見ると9番目の金額で全国で最もカット料金の相場が高いのは新潟県の¥4597という結果でした。
パターン①自分のサロンはどのようお客様がメインターゲットか

いくつかカット料金の設定の仕方はあると思いますがまずメインターゲットから考えてみてはどうでしょうか?
私は元々東京の吉祥寺にある美容室で美容師をしておりました。
店内も高級感がありモノトーン調で統一されていて、大人の女性に主にご来店いただきたいというコンセプトでした。
カット料金は¥5,000いただいて、お仕上げまでの間にドリンクをお出ししたり、5分間のマッサージもついておりました。
ヘアスタイルを作る技術はもちろんですが、月に一回のトレンドの講習会があったり、接客面でお客様に失礼がないように外部のマナー講習にも参加させてもらいました。
前半でも書いたようにカット料金¥5,000は高級サロンに該当するので、選んできてくださったお客様は「高級感」も商品として希望している方々です。
メインのターゲットが中価格帯のお客様でしたらどうでしょうか?もちろん高級感を求めてないわけではないですが、どちらかというと、「通いやすさ」や「美容師との楽しい会話」などを求めている方も多いのではないでしょうか。
またメインターゲットが低価格帯のお客様は、値段の安さにこだわっているのかもしれません。また予約の取りやすさや施術時間の速さを求めているかもしれません。
メインターゲット層に合わせてカットの金額設定をすると必要な技術レベル、接客レベルがみえてくる。
パターン②周りとの差をつけて付加価値を感じてもらう

もしあなたが表参道の有名な美容室でカット料金を¥8,000でカットをしていて新たにオープンする自分のお店では¥5,000でカット料金を設定したらどうでしょうか?
元表参道の人気サロンでトップスタイリストをしていたオーナースタイリストが地元に新店オープン。都内の技術を都心に行かなくても体感できます。
お客様も表参道のトップスタイリストにカットしてもらうと本当なら¥8,000以上しそうなのに¥5,000で受けられるなんてすごいお得だ!と感じてもらうことができるでしょう。
注意しなくてはいけないことは、カットの料金が¥5,000になったからといって¥8,000の時のいつもしていたカットを変えてはいけない。
当たり前のことですが、お客様はあなたの表参道で¥8,000で受けられるサービスに魅力を感じて来店してもらえるので、¥5,000になったからといって何かを省いたりしては結果がっかりさせてしまったとしたら、元々¥5,000で設定していたカット以上に落胆させてしまう恐れがあるからです。
パターン③目標の収益から逆算する

この考え方は、美容師目線というよりは、より経営者目線であるといえるかもしれません。
オーナースタイリストが1人で付きっきりのマンツーマン接客をする美容室で年商1000万円の美容室を作ろうと考えた時1か月に80万円〜90万円の売り上げが必要となります。(ここでは年収ではなく年商ベースで考えています。)
カットが¥5,000(1時間) カット+カラーが¥10,000(2時間)の場合
営業時間 10:00〜20:00 10時間の営業時間でコンスタントに予約が入っていたとして1時間枠8人で1日売り上げ
¥40,000×22日×12か月=約1000万円
カットが¥6,000(1時間) カット+カラーが¥12,000(2時間)の場合
営業時間 10:00〜20:00 10時間の営業時間でコンスタントに予約が入っていたとして1時間枠8人で1日売り上げ
¥48,000×18日×12ヶ月=約1000万円
カットが¥7,000(1時間) カット+カラーが¥14,000(2時間)の場合
営業時間 10:00〜20:00 10時間の営業時間でコンスタントに予約が入っていたとして1時間枠8人で1日売り上げ
¥56,000×15日×12ヶ月=¥1000万円
このようにコンスタントに予約が入ることは難しいですし繁忙月もあれば店販売上もあるのであくまで一例ですが、自分の目指している目標を先に設定してどのくらいの日数をどのくらいの時間働くかなどを計算することで金額設定する方法もあります。
この方法の金額設定は、その金額の価値をお客様に提供できることが大前提です。また一人営業をしていると施術以外のことにも時間を使うことも多くなってきます。
金額設定において重要なこと

金額の決め方とは少し論点が変わってしまいますが金額設定において最も重要なことは、頻繁に変更しないということです。
美容師がお客様に提供するカットという技術は、先ほどから述べているように美容師の判断で変えることができます。
仕入があり商品を販売する場合は、仕入れの金額を下回ることがないように商品を販売しますが、カットの技術においての仕入れの金額とは、あなたが今まで培ってきた練習時間や知識量と言ってもいいでしょう。
最初のうちはお客様が少ないから、安い金額でもお店に来てもらいたい。新規のお客様は来店しやすいように大幅に割引をしてみよう。などの理由で過度な割引を続けているとお客様からは
「この人カットの技術は値段が安かったから言っていたけど通常の料金だと行きたくないな」
などと本来のカットの金額の価値を感じてもらえなくなってしまう可能性があります。
新規の来店きっかけに多少の割引をすることはお試しでぜひ来てくださいと集客に効果的な場合もありますがやりすぎは禁物です。
まとめ
いかがだったでしょうか?せっかくたくさん練習して身につけてカット技術です。価値がわかってもらえる提案やカウンセリング力も重要となってきますが、決して必要以上に安売りをして自らの価値が下がるようなことにならないように注意しましょう。
田巻良太行政書士事務所
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